mata’sフライフィッシング体験記

このブログは、私がフライフィッシングという釣りを通して遭遇した、様々な出来事を綴った体験記です。

第148話 管理釣り場攻略法(番外編)

以前このブログの第59~61話で管理釣り場攻略法を初級編、中級編、上級編に分けて私の体験を通してお話しました。

これらはすべて、WFのフローティングラインでのドライフライ、マーカーニンフ、ウエットフライの釣りでした。

私自身も、この釣り方で長年管理釣り場での釣りを十分満喫してきましたが、このシーズンオフ、シューティングヘッドの釣りを初めて体験し、その楽しさに目覚めました。

シューティングヘッドというのは、短い重さのある9~12mぐらいのラインに細いランニングラインというものを繋げてより遠くへ投げるためのシステムです。

沈むタイプのものを使えば、水面直下から底まで探れるというシステムです。

より遠くに投げられることにより、長い距離をリトリーブして探ることができ、またシンク系のラインではより幅広い層を狙うことができるため、より多くの魚、またより大物を狙えるという意味では、管理釣り場攻略法の最上級編に位置付けてもよいかと思いますが、私自身、まだまだこの釣りに関しては始めたばかりの初心者なので、私の体験を通して初心者目線で、管理釣り場攻略法 番外編として今回紹介したいと思います。

私自身は、フライフィッシングを始めてから30余年今回のシーズンオフに初めてシューティングヘッドの釣りを体験しました。

はじめのうちは、シューティングヘッドのキャスティングのタイミングがつかめず、失速してしまいうまくいきませんでした。さらに難しかったのはラインが沈んでいるためアタリを目で確認することができず、100%手の感覚だけに頼らなければいけないため釣れる気がしませんでした。

これなら、フローティングラインのドライフライやマーカー釣りの方が目でアタリが取れる分単純明快で釣れやすいと思っていました。

それでも、このシステムに慣れていき釣れるようになってくると、この釣りの可能性を実感できるようになりました。

フローティングラインを使った釣りとは違った楽しさも感じるようになりました。

シューティングヘッドの釣りは、もともと広い湖で大物を狙うために考え出されたシステムです。将来そんな目標を持っているフライフィッシャーにとっては、その入門の意味で管理釣り場からスタートするのもいいと思います。

湖に行かないまでも、管理釣り場では、より多くの魚、より大きな魚に出会うための武器にもなるので、管理釣り場での釣りがより楽しくなります。フローティングラインの釣りを一通り覚えたら、シンク系のシューティングヘッドの釣りにもぜひ挑戦してほしいと思います。

このブログの第124話~142話にわたって、私のはじめてのシューティンヘッドの体験談を語っています。初心者目線でシューティングヘッドの選び方やロッドの選び方、実釣についてお話ししていますので、私のようにこれからはじめようとする方に参考にしていただければ幸いです。

 

シューティングヘッドの釣りをはじめるにあたって参考にした入門書
どれも20年以上前に出版されたものですが、この釣りの奥深さを知ることができます。

 

第147話 マイ・フライリール⑧

アキスコ:エアーフライリール ARA-3D 5/6番 ガンメタ アルミ

このリールは、第118話でご紹介したリールの色違い、番手違いです。

リールの性能については以前お話しした通りですが、今回新たに手に入れたのは、再三ブログ内でもお話ししたシューティングヘッド用にと新調したためです。

最近のフライリールは、ラージアーバーと言ってラインの巻き癖が付きにくいようにリールの口径が太めになっているリールが主流です。

中には巻き癖が付かないことを重視するあまり、ラインキャパシティが小さいリールもあります。例えばこのブログの第71話で紹介したマックスキャッチのリールは5/6番用ですが、WFの6番フローティングラインを使用すると、バッキングラインがほとんど巻けません。

私自身は、管理釣り場で使用する程度で、フルラインを出すことはないので問題ありませんが、シューティングヘッドのシステムのように全長50~60mという長さのラインを収納することはできません。

一方このリールのラインキャパシティの大きさは8番リールで知っていたので、シューティングヘッドの釣りを始めるにあたりこのリールにしようと決めていました。

今回はせっかくなので、8番のゴールドと違うガンメタを選びました。

個人的には、ガンメタというより艶消しのシルバーといった感じで、飽きが来なく、見た目にどんなロッドにも合いそうなのでいい感じだと思います。

私のようにこれからシューティングヘッドの釣りを始めようと思っている人には、値段も手ごろで、おすすめのリールです。

14,694円という価格が魅力です。 (定価17,600円)

 

見た目は艶消しのシルバーといった感じです。

裏面

ラインキャパシティが大きくシューティングヘッド向きです。

布製のリールケース。

リールフットカバー付き。

こんな箱に入っています。

 

第146話 熊出没注意!!

熊出没注意!!

フライフィッシングをはじめ、あちらこちらと山奥の渓流に釣りに行くようになり、時々こんな看板を見かけることがありました。

釣りを始めて30余年、シカ、イノシシ、サルに遭遇したことはあるものの、いまだクマに遭遇したことはありませんが、去年あたりから、クマに人が襲われ、死者まで出ているというニュースを連日テレビで見るようになり、国が対策に乗り出す事態になってきています。多くは、北海道や東北のケースですが、最近、私が訪れる川がある岐阜県でも、クマの目撃情報を耳にするようになり、無関心ではいられなくなりました。

今シーズンは、何かクマ対策グッズを携行して釣りに行った方が良いだろうと思い、ネットで探し、3つのアイテムを用意しました。

クマ対策グッズとして真っ先に思い浮かぶのは、クマよけ鈴です。鈴の音を聞くと人がいることに気づき、クマの方から逃げていくといわれていますが、逆に鈴の音を聞くと寄ってくるという説もあります。なぜかというと、人里で餌にありついたクマや、人を襲ったクマは、人がいれば餌にありつけると学習するからということらしいです。鈴を携行するかしないか迷うところですが、私が通う川のそばでは人がクマに襲われたケースや、人里で餌をあさったというニュースはあまり聞かないので、携行することにしました。

クマよけ鈴と並んで有効とされているのがホイッスルです。川の流れる音が大きい場所や、雨の日、風が強い日など鈴の音が伝わりにくい時に、移動しながら鳴らすことで人の存在をクマに気付かせます。ホイッスルは緊急事態が起きた時、助けを呼ぶのにも有効です。

3つ目は、運悪くクマに遭遇し襲われそうになった時のために、クマ撃退スプレーです。現実にクマに襲われた場合、冷静に正しく使用できるかどうかわかりませんが、持っているだけでも安心感がありそうなので、効果のありそうなものを選びました。正直、ここまで必要かどうか、今までクマに遭遇したことがないのに少し大げさではないかと思いましたが、物事は、たいてい全く予期していないときに起こるものです。常日頃から自分事として意識していれば、案外何事も起こらないものなので、お守り代わりに持ち歩くことにしました。

他にも、小型のモデルガンのような火薬を詰めて大きな音を鳴らすものや、爆竹なんていうのもありますが、今のところそこまでは必要ないだろうと思います。

自然の中で遊ぶのは楽しいものですが、その反面危険が伴うことはあるものです。山奥の渓流で渓流魚を釣りのもこの上なく楽しいものですが、一番大切なことは、このブログの第28話でもお伝えしましたが、何よりも行った先から無事に帰ってくることです。

山奥の渓流で釣りをするときは、クマ対策も忘れずに、どうかご安全に。

 

クマよけ鈴 2,080円
真鍮製で、小ぶりなこんなものを選んでみました。

ホイッスル
題名は忘れましたが映画の前売り券についていた特典グッズです。

クマ撃退スプレー 8,480円
購入した方々のコメントで評価が高かったのでこれにしました。

 

第145話 遊漁券

早いもので、今年も渓流解禁となり、1ヶ月が経ちました。

10年前からイワナを中心に狙うようになってからは、郡上漁協管轄の川にしか行かなくなり、遊漁券はここの年券だけでした。

この年券ですが、10年ほど前は、確か4,000円ほどでしたが、6,000円まで上がっています。

ここ数年、毎年のように記録的な大雨の影響で、釣り場が荒れています。

ある時は大雨の影響で、大きな岩や土砂が流れ込み、川の流れが寸断され、魚が棲めるような状況ではなくなってしまったこともあります。

おそらく、全国の川でも似たようなことが起こっているのではないかと思われます。

そんな状況に管轄の漁協も重機を入れ、岩や土砂の撤去をし、釣り人が釣り上がれるルートを確保しているようです。

そんな漁協の努力には頭が下がる思いです。

そういった状況を目の当たりにすると、値上げも致し方が無いように思います。

ちなみに、今まで訪れたことがある岐阜県内の川を管轄する漁協の現状の年券金額を調べてみました。

 

根尾川漁協    6,600円

石徹白川漁協   5,000円

庄川上流     3,500円  庄川下流    3,500円

美山漁協     7,500円

板取川上流漁協  4,500円

馬瀬川上流漁協    7,000円  馬瀬川下流漁協 5,000円

 

やはり6,000円、7,000円あたりが相場になってきているようです。

ここ数年、釣り人に楽しんでもらおうと、C&R区間を創設する漁協が増えています。

私がかつて渓流デビューした根尾川も、数年前からルアー&フライ専用区を設定したり、C&R区間を創設したりしています。

またこのブログでも紹介しましたが、シーズンンオフに楽しめる管理釣り場も創設しています。

私が通っていたころは、4,000円程度でしたが、6,600円というのも致し方無いように思います。

今年は10年ぶりに根尾川漁協の年券も購入し、根尾川ルアー&フライ専用区、根尾東谷川C&R区間を釣ってみようと思っています。

今後も、末永く釣りが楽しめるよう、各漁協の活動に期待したいと思います。

 

年券を買うとこんなカラー刷りの釣り場地図がもらえます。

郡上漁協では以前、年券を買うとこんなステッカーが付いてきました。

 

第144話 マイ・フライロッド⑧

リバーピーク: ハーストネイティブ  5番 4ピース 9フィート カーボン

このブログの第124話でもお話しましたが、シューティングヘッドの釣りを始めました。はじめて手に入れたシューティングヘッドは、6番でした。このシューティングヘッドにブログの第47話でお話ししたアキスコの6番ロッドで試してみましたが、今一つヘッドか乗っていく感覚が感じられなかったので、やはりセオリー通り、1番手下の5番ロッドの方がいいのかもしれないと思い新たに手に入れたロッドです。

アクションはミディアムファスト、長さも5番の場合8.6フィートが多いですが、このロッドは9フィートだったのでこれにしました。

ところが、使ってみるとかなり硬めのロッドでうまくいきませんでした。

現状ほかに5番ロッドは手元にありませんでしたが、フライを始めた当初はさんざん使用してきた番手で、今まで使用してきた5番ロッドの中でもかなり硬い印象を受けました。

このブログの第46話で紹介したマックスキャッチの6番ロッドはメーカーの設定ではファストアクションですが、このロッドと比べてもあきらかに硬いです。

シューティングヘッドの釣りには向いていないように思います。

このロッドについてのメーカー側の説明(一部抜粋)によると、

北海道の川でトラウトをターゲットに検証を行い、アワセに対し瞬時に反応するティップを持ち、かつネイティブトラウトの強烈な引きにも負けないバットパワーを備え、ピンポイントにフライを打ちこむ性能を持っている。

とのことでした。

確かにこの説明通りの仕様で、いいロッドに仕上がっているとは思います。

このロッドが悪いわけではなく、あくまで私の思っていたシューティングヘッド用のロッドとしてのイメージとは違ったというだけの話です。

私は低番手から高番手のロッドまでどちらかというと柔らかめのロッドが好みなので、使いづらい印象がありますが、こんなロッドを使いこなせるように、他の場面であれこれ試してみるのも面白いかもしれません。

ロッドの材質、仕上がりも申し分なく、ロッドケースもしっかりした出来で、ロッド袋が付いていませんが、ケース内が4つに仕切られていて各パーツが別々に収納できるようによく考えられています。

22,990円という価格を考えればコスパもかなりよいロッドではあります。

 

日本製だけあり、かなりいい出来のロッドです。

リールシートはダブルリングのねじ仕様で、リールをしっかり固定できます。

ロッドケースもしっかりした作りです。

ケースの中はこのように仕切られて使い勝手が良いです。




 

 

第143話 実り多きシーズンオフ

去年のシーズンは天候に恵まれず、ほとんど釣りになりませんでした。

その分シーズンオフは、例年にない充実したシーズンオフとなりました。

事の始まりは、このブログの第112話~116話にわたってお話しした、長年思い続けてきた、くろやの魔物に挑んだことがきっかけでした。

はじめての8番ロッドに、シンキングラインのタイプⅢをセッティングして釣り上げた魔物のパワーのすごさに圧倒され、こんな魚が広い湖で掛かったら、どんなことになるのかと思ったものです。

そんなことがきっかけで、湖で多用するシューティングヘッドの釣りというものを試してみたくなり、フライを始めて30余年にして初めてその領域に踏み込むこととなりました。

やってみるとフローティングのフルラインとは勝手が違い、思うようにヘッドが投げられない上に、予期せぬトラブルの数々に翻弄され、はじめのうちは、ほとんど釣りになりませんでした。

それでも少しずつキャスティングのコツをつかみ、アタリの取り方や合わせ方がわかり、釣れるようになってくるとこの釣りの可能性を実感できるようになりました。

この釣りを通して自分のキャスティングを見直すきっかけにもなりました。

何より大きな収穫だったのは、このブログの第23話でお話ししたとおり、長年ウエットフライでの釣りを苦手とし、なかなか釣果を出すことができませんでしたが、この釣りを通してウエットフライで釣ることの楽しさを実感することができたことです。

管理釣り場での引き出しが一つ増えたことにとどまらず、シーズン中の渓流釣りにも応用のできる部分もあり、今年のシーズンはいつもと違った楽しみ方ができそうです。

人との出会いが人生を変えることがあるといいますが、くろやの魔物との出会いが、この先の私のフライフィッシング人生に新たな楽しみを運んできたような気がします。

このシーズンオフはそういう意味では非常に実りの多いシーズンオフでした。 

 

すべては、くろやの魔物たちとの出会いがはじまりでした。

 

第142話 シューティングヘッド入門編 完結

前回お話ししたシューティングヘッド実釣五回目の釣果ですが、結論から先にお話しをすると、10匹でした。

場所は変わらず根尾川管理釣り場です。

この日も、10時から4時間券でのスタートでした。

暖かい日でしたが、釣りを始めてすぐに風が吹き始め冷え込んできたせいか、なかなかアタリが来ません。

この日は、定番のマラブーの12番、カラーもオリーブ、オレンジ、タンと試してみましたが反応は変わりませんでした。

釣り始めて1時間が経とうとしていたころ、やっとアタリがありましたが、20㎝ほどのニジマスでした。

その後すぐにまたアタリがあり、1匹目よりも確かな手ごたえを感じました。

ゆっくり魚を吹き寄せて、チラッと見えた魚体には、明らかにくっきりとした黒いパーマークが確認できました。

ひょっとしてアマゴかと思いましたがまだ半信半疑でした。

ネットに収めて確認すると、確かにパーマークに赤い斑点がきれいなアマゴでした。

ニジマスしかいないと思っていたのでちょっとびっくりでした。帰り際に釣り場の人に確認したところアマゴも放流しているとのことでしたが、放流数は少ないと思うのでアマゴが釣れたのはラッキーでした。その後はまたアタリが止まってしまい、気分を変えるためここで昼休憩にすることにしました。

休憩後、釣りを再開してすぐにアタリがあり、アワセてみるとかなり強い引きにこれは大物だと確信しました。

上がってきた魚は遠目で見ても30㎝はありそうでした。

ネットに収めたニジマスは太さもあり、メジャーで測ってみることにしました。

30㎝オーバーを期待しましたが、実際は28㎝、予想より小さかったものの幸先のいいスタートでした。メジャーで測ることに夢中で、リリースした後、魚を撮影していないことに気付きました。このサイズでもここでは、なかなか釣れるサイズではないので惜しいことをしました。

この魚が幸運を運んできたのか、いつの間にか冷たい風が止み、魚の食いが立ち始めました。

キャストするごとに何かしらアタリのようなものを感じ、3~4回のバラしもありながら1時間ほどで7匹の魚を釣り上げることができましたが、残りの1時間となったところで、また風が吹き始め、アタリはぱったり止まってしまいました。管理釣り場のニジマスといえども、やはり自然の変化には敏感に反応するようです。

五回にわたって実釣してきたシューティングヘッドの釣りですが、今回で私にとってのシューティングヘッド入門編はひとまずこの日で完結です。

2026年2月14日 根尾川管理釣り場にて

 

この日初めてのニジマス。

 

2匹目はこの釣り場では希少なアマゴ。

 

午後からたて続けに釣れた7匹のニジマスたち