mata’sフライフィッシング体験記

このブログは、私がフライフィッシングという釣りを通して遭遇した、様々な出来事を綴った体験記です。

第157話 懐かしの水鳥谷

渓流デビューして間もないころ、なかなか野生の渓流魚が釣れないでいました。

兄と二人で、私たちにも釣れる魚がいる川がないものかと、探し求めていた時、

たどり着いたのが実家近くの根尾川水鳥谷でした。

その上流域は魚影が濃く、20cm前後のアマゴでしたが、未熟な私たちの相手をしてくれ、足しげく通ったものです。

最後に訪れたのは、十数年前だったと思いますが、その上流域は護岸工事がされ、変わり果てた姿になっていて、暗い気持ちで帰ってきたことを覚えています。

あれから水鳥谷はどうなったのか?

今年根尾川の年券を買ったこともあり、久ぶりに行ってみることにしました。

午前5時頃、水鳥谷への入り口に到着すると、工事車両通行3.5㎞先全面通行止めという看板が立っていました。

この時点で。また何かの工事をやっているのかと思い、望みは薄そうだと感じましたが、せっかくなので行けるところまで行ってみることにしました。

上流域の通行止めとある看板の手前まで車を乗り入れ、ここから始めて、車で下流に戻りながら釣ることにしました。

天気は薄曇り、気温は高くはありませんでしたが、ジメッとした嫌な陽気でした。

川に立ち込んでみると、2日前まで激しい雨が降った影響か、増水気味で、白泡が立つような流れが目立ち、流れに逆らって立っているのもきつい状況でした。

この川でアマゴを釣った実績のある、エルクヘアカディスの13番を、アマゴが出そうなポイントへ入れてみますが、反応がありません。

その後も、下流に移動しながら、車止めがあるところでその都度車を止めて入渓し誘ってみますが、反応はありません。

アマゴといえども、今日のような増水した速い流れの筋でフライ覆うのは難しいのかもしれません。

ドライをあきらめ、その後はウエットフライを流れに乗せ、底石の周りに送り込んでみることにしました。

シルバーマーチブラウン12番、プロフェッサー12番、オレンジパートリッジ10番と誘ってみましたが、どれも全く反応がありません。

アマゴはいないのか・・・?

もし居たとしても水深の深いどころでじっとしているのか・・・?

全く反応がないので何とも言えませんが、この日、水鳥谷のアマゴとの対面は叶いませんでした。

自分の記憶の中にある水鳥谷とは少し違って見えました。

なにより、工事車両が入っているということは、また新たな工事がはじまるのか?

水鳥谷とアマゴたちの行く末が、何とも気がかりです。

2026年6月24日 根尾川水鳥谷にて

 

 

30年前、まだ未熟だった私たちの相手をしてくれたアマゴたち

 

30年前、アマゴ達が釣れた上流域のポイント、今では見る影もありません。